扇子 / 総柄 | 博多織
¥8,580
福岡の伝統工芸品の代表格である博多織特有の生地の強さ、しなやかさをそのままに薄く織り上げ、扇子に仕上げました。
絹100%生地ならではの上品な光沢と、しなやかな風合いをお楽しみいただける逸品です。
扇子は、開いた形が末の方へ向かうにしたがって広がり、次第に栄えていくという意味でおめでたいとされています。
お祝い事やお礼のしるしとして、贈り物に喜ばれています。
献上柄とは|
献上柄は博多織を代表する模様です。献上柄は、仏具として使用する「独鈷」と「華皿」をモチーフにそれぞれを図案化した柄と、
線の太さにより親と子に見立てた「両子持縞」(孝行縞)と「中子持縞」(親子縞)で構成されています。
そこには、厄除けや家内繁盛などの意が込められています。
博多織とは|
博多織は、たくさんの経糸(たていと)に、細い糸を数本まとめ合わせた太い緯糸(よこいと)を力強く打ち込んで作られる絹織物で、「しなやかでありながら丈夫」なため、特に着物の「帯」としては国内屈指の評価を集めています。
一本の幅1mmにも満たない糸を数千本以上も使い、制作にまつわる各工程が分業体制で、どの工程もきわめて精密で繊細な手作業によって支えられています。
献上柄は、江戸時代に筑前国福岡藩初代藩主の黒田長政が幕府への献上品として博多織を用い、その際の柄が後に「献上柄」として、博多織の代表的な柄となります。
この献上柄は、福岡市営地下鉄博多駅のシンボルマークに取り入れられるなど、長年に渡り博多を代表する大きな存在となっています。
博多織は国の伝統的工芸品に指定されております。
サイズ(cm):長さ 約21
*開いた時の横幅 約36
素材:絹100%
株式会社サヌイ織物
日本製